なんとかするから、なんとかなる

エンジニア関係のことを書きます

自ら調べて、感じて、考える大切さ

エビングハウス忘却曲線をご存知ですか?
勉強したこと記憶したことは20分後には7割しか覚えていない。翌日には3割しか覚えていない。なのでこまめに復習するんだ。一週間後には復習するんだ。と。
受験生の頃よく、この話を聞いたことがあると思います。また、大人になってもセミナーな研修でよくこのグラフを見ることがあります。

でも、エビングハウスがどんな実験をやったのかご存知ですか?
どうやったら7割覚えているとか測れますか?体感だとだいたい翌日には4割しか覚えていません。じゃあこれは
僕の頭が悪いからなのか。もちろん頭が悪いことは否定できないです。

じゃあどんな実験をやったのか。エビングハウスさんは、ランダムな無関係な文字列を人に覚えてもらい、その覚えるまでの時間を計測しました。
そう覚えるまでの時間の節約率を測定したのです。しかもランダムな文字列で。
しかも節約率です。例えば10分で覚えたものを4分で覚えた場合、節約率は60%です。

ランダムな文字列なんて出されたら、僕は、20分後にには7割も覚えてないでしょう。
翌日に3割なんてもってのほかです。

この時点で、エビングハウス忘却曲線の見た方違うんじゃないかと思います。
じゃあなんで、受験の参考書や研修で、エビングハウス忘却曲線を使うのか。
それは彼ら彼女らが言いたいこと、正当化するのに手っ取り早いからです。彼ら彼女らからすると、エビングハウスさんがどんな実験をしていようと、自分の言いたいことを手っ取り早い正当化して説得力を持たせられればそれで良いのです。

なるほどと。確かに離し手的にはそれで良いでしょう。むしろ人に話を聞いてもらうためには、効果的な方法だと思います。

じゃあ、聞き手はどうでしょう?
なるほど。それはすごい。エビングハウスさんすごい。これから使っていこう。
こんな間違ったことを素直に受け入れてしまって良いのでしょうか。
もちろん答えはバツです。そんなことしていては誤った情報、拡大解釈された情報しか受け取ることはできません。

少し長くなりました。結局、僕がこのことから感じたことは、何かを見聞き感じた時は一度きちんと疑って、調べなくてはいけないなと。そしてできるなら複数の情報源を調べましょう。もしかしたらたまたま調べたら誤った情報を説明しているサイトに当たってしまったら大変です。謎の自信を持って人に離してしまうかもしれないです。

なので、素直さも大切だけど、自分で調べ考え自分のものにするプロセス、その繰り返しで人は成長するのかなと思いました。

以上です。