Azure Networkについて
はじめに
Azure資格勉強用にまとめていたノートの内容を復習も兼ねて出力。
2022年当初あたりにまとめた内容であり、それ以降変更があるかもしれません。
また勘違い、覚え違いをしているかもしれません。気になる場合は公式Docsを参照してみてください。
Azure Network とは
Azure Global NetworkはAzureのバックボーンとリージョンを指す。
PublicではなくPrivate Networkを指す
ExpressRouteはこのGlobal Networkに繋ぐ。
Regionは3つ以上のデータセンターで構成されている(Avairability Zone)
VNETとSubnet
VNETは少なくとも1つのSubnetを持つ
VNETは一番大きな括りで、その中をSubnetが分ける(CIDR表記を用いる)
SubnetはDHCPの役割をもち、リソースに対してIPを割り当てる
Network Security Group(NSG)でアクセスコントロールをおこなう。※NSGはSubnetに紐づく
VNETとVM
VMは複数のNetwork Interface Card(NIC)を持つことができ、複数のSubnetに属することができる。
VNETのIPアドレス予約
VNET とでは規定で一部アドレスが予約されており利用することができない
- x.x.x.0 : Networkアドレス
- x.x.x.1 : デフォルトゲートウェイ
- x.x.x.2, x.x.x.3 : Azure DNSのマップ用に予約済み
- x.x.x.255 : ブロードキャスト用
※ x は任意の数値
例えば、10.0.0.0/28 の場合、10.0.0.0~10.0.0.15 の16アドレス存在するが、上の4つのアドレスは利用できない。
VNETアドレスのを分けるベストプラクティス
IETFによる、用途に合わせて次の3つ分けると良い。
- 10.0.0.0 ~ 10.255.255.255 ( 10/8)
- 172.16.0.0 ~ 172.31.255.255 (172.16/12)
- 192.168.0.0 ~ 192.168.255.255 (192.168/16)
VNETのセキュリティオプション
一部VNETに関連づけられるセキュリティオプションには専用のSubnetが必要になる
- Firewall
- Bastion Host
など
Subnet
VNETを分割する役割
VPN Gateway、Private Endpoint, Firewall, Application Gateway, Bastion Host これらには専用のSubnetが必要
VNETは必ず1つ以上のSubnetを持つ
VNETの"Address Space"はVNET全体のアドレス空間であるのに対して、Subnetはサブネットを定義する
公開用とテスト用などセキュリティルールの異なるもの、それぞれでサブネットを切り出してセキュリティルールを割り当てる(NSG)
何も設定しないで、同じVNETにVMを2つ以上デプロイすると互いに通信できる
-> VNET内は同じネットワーク、Subnetが異なっていてもNSGが無い、またはNSGがデフォルトの設定では通信可能
Network Security Group (NSG)
SubnetやNICに対して、Inbound・Outboundのセキュリティルールを設定することができる。
VMのNICに対してはNSGを設定するが、各AzureサービスではVNETサービスタグを利用する。
Firewallに似ているが、SourceとDestinationに対するAllow・Denyといった簡単なルールしか定義できない。
NSGを増やし過ぎると管理が大変になる。
デフォルトルール
- Inbound : VNET内、Azure LBからのみ許可
- Outbound: VNET内、Internateへのみ許可
Application Security Group(ASG)
VM(NIC)を論理的にグルーピングして、グループに対してNSGによるセキュリティ設定ができる。
ASGは同一リージョン、同一VNETのリソースのみグルーピングできる
VNET Peering
VNET同士をダイレクトに繋ぐことができる
繋げたVNET間の通信は全て、Azure バックボーンを通る
In/Outの2方向で課金されるので注意
推移性が成り立たないため、A->B, B->CでPeeringを設定しても、A->Cの通信はできない。A->Cを明示的にPeeringする必要がある。
リージョンをまたぐGlobal VNET Peeringもある
VPN Gateway
VNET同士を繋ぐためのもう1つの方法
パブリックインターネットを経由する
課金は高くなりそう
VNET Peeringと比べると帯域が狭い
すでにExpress RouteやSite2SiteのVPNがあるとVPNを増やせない( 1VNET 1 VPN GW)